日本中、世界中を震わせるInstagramアカウントの共通点とは。

2017.04.06

日本中、世界中を震わせるInstagramアカウントの共通点とは。

今、一番盛り上がっているSNSと称されるInstagram。

当初は男性の割合も今より多く、カメラ好きのコアな集まりだったと分析されるInstagramですが、今や20代~30代女性を中心に年齢も性別も問わず「感性の若い」日本中の老若男女が熱中するものに進化しています。

FacebookもTwitterもアカウント保持者は依然として多いものの、今やSNSを語る際に大切なのは「アカウント保持者数ではなくて、アクティブユーザー数」。

なかなか測るのは難しい数値ですが、リアクションの速さや人数から推し測るにInstagramをリアルにウォッチしている人数は他SNSよりも抜きんでています。

ヒートアップするInstagramの世界で、圧倒的な支持を集めている日本発のアカウント、そしてそのアカウントに共通する魅力について、分析します。

 圧倒的なクオリティ。圧倒的な美しさ。

まず、取り上げさせていただきたいのが清水寺のInstagram公式アカウント(@feel_kiyomizudera)。

Hondo | 本堂

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現在フォロワー16万人を優に超えており、日本人に限らず、世界中がその発信に魅了されている、まさに今注目の日本を代表するアカウントです。

このアカウントでは、四季折々の清水寺の姿を、圧倒的なクオリティで撮影し、発信しています。

投稿頻度は数週間あくこともあるものの、それ故に桜の咲く「春の清水寺」の写真と雪景色の「冬の清水寺」の写真が同じ画面の中に並ぶこともあり、日本の四季の美しさ、そしてその四季の移ろいを見事に体現している清水寺の顔の多様さを改めて感じさせてくれます。

Nio-mon | 仁王門

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日本ではもともと知名度の高い清水寺ですが、Instagramをきっかけに世界中に清水寺のファンが生まれ、そのうちの一定の割合で実際に世界中からファンが清水寺を訪れるようになりました。実際、清水寺は2016年には史上最高の参拝人数を記録したといわれています。

”ビジュアル”という世界観

ホームページで必死に自身の商品やサービス、世界観を発信しても、やりようによっては説明くさくなってしまうことさえあります。それに比べて、Instagramはおおらか。

ビジュアルが魅力的であれば、ひとこと添えるだけで、立派に自身の魅力を語ることができます。Instagramを見る側としても、難しいことは一切ありません。世界観に共感したものを、気軽に眺めるだけで良いのです。

「ビジュアルが魅力的であれば」と今、申しました。

ここがInstagramの楽しさであり、難しさ。

SNSの中でも文字がメインとなるFacebookやTwitterに比べ、Instagramは完全にビジュアルが入口となります。

実際Instagramユーザーには写真の腕がプロ並みの人も少なくありません。

ただ、身構える必要はない、と私は考えています。

投稿を重ねる中で、自然と美的感覚が養われていく実感があるからです。現に、Instagramを続けていくうちに、色使いであったり、撮影スポットの選定であったり、「意識」していくことで各ユーザーの写真の腕が高まっていきます。

Instagramユーザーに写真の腕がある素人も多いのは、Instagramにハマっているうちに上達した、という結果論なのかもしれません。

まずは、初めてみること、そして投稿数を重ねていくこと、です。

最初は個人や、ファッションブランドのように、わかりやすくビジュアルで訴えていきやすい企業・ブランドが主だったInstagramの世界でも、先ほどご紹介した清水寺をはじめ「そういえばビジュアル発信との相性が良い」公式アカウントが続々と増えています。

ただ、このInstagramの浸透は局地的なものではなく広く世の中ごとになっています。実際、意外性にあふれた公式アカウントの登場も相次ぎ、日本中にサプライズを与えています。

 非日常的な世界が与える圧倒的なインパクト

その動きを代表するアカウント。

今年1月には、陸上自衛隊がInstagram公式アカウント(@jgsdf_pr)を開設したのです。

4月現在4万人を超えるフォロワーを誇り、1日で7000件以上の「いいね」を獲得することもあるほどの注目を集めています。

陸上自衛隊という、普段であれば目にすることのできない世界の内側をのぞくことができるという希少性、そして、投稿される写真のクオリティの異様な高さ。この2つが、陸上自衛隊公式アカウントの人気の秘密だと私は分析します。

訓練時や救助活動の様子、自衛隊員1人1人の表情をクローズアップした写真の数々が、リアルで、熱くて、人間らしくて、それまで自衛隊という存在に興味を抱いたことのほとんどない私でさえ、見ていると心をゆさぶられます。

名前だけは認知されているものの内容についての理解度が低い存在にとってもInstagramは有効で、「開かれた組織」という印象を与え、かつ見る人を自然と応援者として取り込んでいける力があるのでは、と感じた例でした。

話題のインスタ女王

最後に、個人アカウントに目を移してみましょう。

現在、日本一のフォロワーの多さを誇るのは渡辺直美さん(@watanabenaomi703)。

なんと、フォロワー数637万人!

タイムラインには、色鮮やかでPOPな渡邉直美さんの日常を切り取った写真が並びます。

テレビで活躍される彼女のオフの様子を楽しめるという覗き見したい欲求、そして1枚1枚の投稿のビジュアルとしての完成度の高さが人気の秘訣だということがうかがえます。

渡辺直美さんのInstagramの場合、彼女のビジュアルと美的センスという個性的な魅力がビジュアル発信の場に非常に合致していることを毎回の投稿で痛感します。

世界を震わせるInstagramアカウントの共通点とは

そして何より、Instagramで話題を呼んでいるアカウントを3つご紹介させていただいた中で、どのアカウントにも通ずる最強の魅力があると私は感じます。

共通点は、「サービス精神」。

組織であれ個人であれ、そのアカウントが、普段どんな顔で世の中を生きているかにかかわらず、Instagram発信の中には、強いサービス精神が隠されていると感じます。

陸上自衛隊のアカウントのように、取り上げる写真が真剣なシーンであっても、「次はこんな写真を投稿したら、フォローしてくださっている方々はもっと喜んでもらえるのではないか」という、「大放出の精神」が見られます。

もっと見たいと思っていただけるものを。

もっと好きになっていただけるものを。

他者目線に立った想像力と、その想像力に基づいた発信という無償の奉公が人々を惹きつけているのではないでしょうか。

最初は、自分の中で決めた範囲のものだけを投稿していた個人ユーザーも、フォロワーのリアクションに応じて、さらにフォロワーがよろこんでくれそうな投稿をお披露目していく・・・そうして、フォロワーはさらに、そのユーザーの創り上げる世界観に心酔していく。

この繰り返しが、一個人であってもオンライン上に独自の世界観を築いていくことのできる幸せなスパイラルを生み出していく様子をたくさん目撃してきました。

ビジュアルと世界観の融合。Instagram

オンラインでの発信を通じて、自分の世界観を築き、自分のファンを創ることが気軽にできるようになってきた今。

この世界観乱立状態から頭ひとつ抜けるために各アカウントが凝らす工夫にも、注目です。

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